ホタテの価格動向注視 処理水放出迫り道内漁業者 中国の規制、風評に懸念
こんにちは。本日は台風の影響で天気が悪いですね。午後は和牛、ホタテ、お酒の輸出のお仕事をしています。 本日は北海道ホタテの記事について
猿払村の漁港で水揚げされ、トラックの荷台に積み込まれるホタテ=3月
8月14日北海道新聞によると、道内の漁業関係者が、中国への輸出が多いホタテの価格動向を注視している。早ければ今月下旬に始まる東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出が、中国側の輸入規制強化や風評被害を招き、大幅な下落につながる可能性があるためだ。ホタテは水揚げ量が安定している上、新型コロナウイルス禍による価格の落ち込みから急回復しており、処理水の影響次第では、水産業界が深刻な打撃を受ける恐れも指摘されている。
国内有数の水揚げを誇る北見市常呂町。ホタテ漁師の柏谷晃一さん(38)は「処理水が放出されると、影響がいつまで続くか先が見えない。今年のホタテは大ぶりで品質がとても良いだけに、輸出が滞ってしまったら残念だ」と表情に不安をにじませる。
道漁連などによると、昨年度の道内のホタテ水揚げ量はおよそ42万トン。このうち中国向けに輸出されたのは貝殻が付いた「両貝」が約9万トン、貝柱のみの「玉冷(たまれい)」は加工前の原貝換算で5万~6万トンとみられ、一部は生の状態で空輸された。
道内産ホタテの価格は新型コロナ禍の影響で2020年度に落ち込んだが、その後は需要が伸びて急回復し、22年度は1キロ当たり265円(原貝)と直近5年間で最も高い水準となっていた。中国への輸出も、経済活動が再び活発になった上、円安で割安感が強まったことから、主に加工業者が調達量を増やしていた。
だが処理水の海洋放出に反対する中国が今年7月、日本からの輸入水産物に対する放射性物質検査を強化。放出が始まれば、日本産水産物の輸入を全面禁止するなどの措置を取る可能性がある。規制強化の「抜け道」として、直接、中国に輸出せず第三国を経由するルートが増えても、価格への影響は避けられないとの見方が強い。風評被害で中国国内での需要が減る恐れもある。
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